aptpod Tech Blog

株式会社アプトポッドのテクノロジーブログです

Metal使ってる?iPhoneのGPUでペイントツールを作ってみる

f:id:apt-k-ueno:20200107190602j:plain aptpod Advent Calendar 2019 18日目を担当させていただきます 上野 と申します。
昨年も ARKit2.0が凄い。あなたの見ている方向を記録、可視化するデモ という記事で参加させていただきまして、
今年もiOS系で記事を書かせていただこうと思います。iOSアプリエンジニアのみなさんよろしくお願いします。

さて、今回のフォーカスする内容ですが、、、

皆さん、、Metalって使ってる、、、、?

昨年の記事では ARKitSceneKit といったフレームワークを使用していますが、あれももちろん 、UIKitなどに含まれるビューコンテンツやアニメーション、イメージなどのほとんどは Metal をコアに作られています。
Metalは、Apple製品に搭載されたGPUへアクセスを提供するAPI で基本的にUIに関わる部分ほとんどに使われているようです。
今回はそのMetalにフォーカスし、Metalの実装コストを下げた MetalKit を利用してデモアプリを作りたいと思います。

※Metalの事前知識が欲しいと言う方はよくまとめられた記事がありましたので こちら をご覧ください。

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高速データ可視化におけるフォントの重要性

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  • デザイン室の仕事
  • データ表示の際のフォントの選択肢
  • フォント制作
    • 7セグメントフォント
    • apt7seg(自作7セグフォント)
    • aptQ(既存フォントの改造)
      • ライセンス周り
    • 所感
  • デザイン室の求人

aptpod Advent Calendar 2019 17日目は、デザイン室 @tetsuがお送りいたします。

今回フォントについてのお話ですが、apt7seg(自作7セグフォント)に自作している7セグフォントの公開先をリンクしておりますので、もし使っていただけたらTwitter などにフィードバックいただけると嬉しいです!

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モバイル通信環境計測をやってみた話

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aptpod Advent Calendar 2019 16日目担当の榮枝です。

aptpod でソリューションアーキテクトという職種でSEのような仕事をしています。
システムの全体設計をしたり、見積書を書いたり、プロジェクト管理?みたいなことをしたり、
出張経費精算で領収書をなくして怒られたりしてます。。

さて、そんな中で社内イベントでモバイル通信環境を計測する機会がありましたのでその話をします。

0.前置き

弊社ではテレメトリという領域を軸に様々なプロジェクトを行っています。

モバイル回線を通して
車両のCANデータ・各種センサーデータ・動画データ等を遠隔から高いリアルタイム性を保ちつつ監視・計測したり、
車両の操作といった遠隔制御したり、
といったプロジェクトが多く、その中で、周回コース※などの特定の環境下を車を走らせながらデータを上げたい、といった要望があがってくることがあります。
※そういったコースは、通信環境が悪い街外れにあることが多いです。

その際、
「(そのプロジェクトで入手/利用できる範囲で)最適構成の通信機器やキャリア」を見つけつつ、
「その環境下で一定時間におおよそどれだけのデータをアップロードできるのか」という調査データがシステム設計のために必要になって来ます。
ただ、たまにかつ急に調査需要が出てくることもあり、調査の際にあたふたしていました。。。

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AWS re:Invent 2019 で AWS RoboMakerとintdash によるTurtlebot3の遠隔制御の展示を行いました!

f:id:apt-k-ueno:20200107190822j:plain この記事は、Aptpod Advent Calendar 2019 の15日目の記事です。

先進技術調査グループの酒井です。

つい先日の12/2〜6にラスベガスで開催されたAWS re:Invent2019でブース展示をしてきました!

ブースでは、Amazon SageMakerとintdashでお菓子の高速検出システムをサクッと構築してみた と 、AWS RoboMakerとintdashでTurtlebot3を遠隔制御 をパワーアップさせたものを展示しました。

今回の記事は、このパワーアップさせたRoboMakerの展示について紹介します。

前回は Turtlebot3 に装着した OpenManipulator (アーム) の操縦やセンサー情報の吸い上げができませんでした。しかし、今回はアームの制御とLiDARデータの吸い上げが可能になりました!

また、今回はアメリカから日本のTurtlebot3の遠隔制御と、現地に持ち込んだTurtlebot3 のクラウド経由での遠隔制御の2つを展示しました。

遠隔制御では、aptpodの本社がある四谷三丁目にあるオフィスにあるTurtlebot3 with OpenManipulator を アメリカ ラスベガスから遠隔制御しています。

操作感を撮影した動画をYouTubeにアップロードしたのでご覧ください。

www.youtube.com

大きな操作遅延を感じることなく操作できているのが見て取れると思います。

本記事では、デモの構成について少し掘り下げて説明します。

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