aptpod Tech Blog

株式会社アプトポッドのテクノロジーブログです

Amazon SageMaker Neo + Jetson TX2 + AWS IoT Greengrassでエッジ推論システムを構築する

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みなさまこんにちは。プロダクト開発本部の岸田です。

以前に「ハードウェア側に機械学習環境を立てて推論を行い、クラウドに結果を収集して分析状況を確認する」ユースケースをこちらの記事で考察しました。手軽にローカルデバイスとクラウドを連携するサービスとして有名なものが「AWS IoT Greengrass」ですよね。公式のドキュメントでもエッジ推論システムをAWS IoT Greengrassで構築するユースケースが紹介されています。

docs.aws.amazon.com

そこで上記を参考に、弊社の製品であるJetson TX2搭載のEDGEPLANT T1を利用して、AWSサービスを活用したエッジ推論システムをつくってみたいと思います!

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InfluxDB v2 のインストールや v1 からの移行について

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はじめまして。SRE チームの細谷です。

弊社製品 intdash のサーバーサイドでは、intdash Server と呼ばれるミドルウェアが動作しており、intdash の多様なデータパイプラインの構築を実現しています。

intdash Server の構成要素の 1 つに時系列データベースがあり、弊社では InfluxDB OSS を採用しております。
InfluxDB OSS は、v1(1.X)と v2(2.X)のバージョンがリリースされており、現在運用している intdash では v1 を利用しています。

SRE チームでは v2 への移行を検討しており、v1 との比較などを含め検証を進めています。今回は InfluxDB v2 の導入や移行などをご紹介いたします。

  • 導入手順
    • インストール
    • セットアップ
    • v1 との互換性について
  • v1 からの移行手順
    • 事前準備
    • 時系列データのマイグレーション
  • クエリ言語について
    • Flux 言語によるクエリパフォーマンスの向上
  • さいごに
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またまた激動過ぎた2021年を振り返る

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Aptpod Advent Calendar 2021 24日目の記事です。
(土日休みにしているので最終日です)
CTOの梶田です。

今年もあっという間でAdvent Calendarなんとか走りきれそうです。始まる前は、集まりがあまりよくなく焦りましたが、ロビー活動!?とかとかでなんとかなりました💦

これもそのひとつ。。。

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tech.aptpod.co.jp

Techブログでの挑戦も3年となり、今年も去年と同様に健全に(!?)土日は基本抜く形で投稿できました。慣れてきた部分もありつつ、なかなか続けるのは大変だなと痛感しています😓

(みんな忙しい中、頑張った!💪)

というわけで!

早いもので2021年も終わろうとしています。毎年言ってますねw

年末ネタとして(勝手に)定着しつつある!?ので2021年も昨年と同様に振り返ろうと思います。

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Yup と i18next を使ったスキーマの単体テストを作ってみた

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aptpod Advent Calendar 2021の 23 日目を担当する、製品開発グループ intadsh チームの佐藤 (TK)です。

多言語化されたアプリケーションのフォームの開発で Yup を使ったスキーマを作成する機会があり
Formik や、React Hook Form などのフォーム用のライブラリに適用する前に単体テストを実行したかったので作成してみました。

API ドキュメントをテスト仕様として定義するところから紹介したいと思います。

  • ゴール
  • 技術
  • API ドキュメントからテスト仕様を定義する
    • レッドパターンを洗い出す
    • レッドパターンから文言を決める
  • 多言語ライブラリを作成する
    • 日本語
    • 英語
  • スキーマのテストを書く
  • スキーマを定義する
  • テストを実行する
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IoTボタンによる回数記録基盤をAWSとRaspberry Piで構築する

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aptpod Advent Calendar 2021の22日目を担当する、製品開発グループintdash チームの呉羽です。

以下の要件を満たした回数記録基盤を、以前に個人開発したので紹介します。

  • Bluetoothで接続されたIoTボタンが押された回数を記録したい
  • ボタンが押された時刻と共に永続化したい
  • 永続化されたデータを集計して閲覧したい
  • 利用したもの
  • 構築までの流れ
    • IoTボタンの準備
    • Raspberry Piの準備
      • IoTボタンとの接続
      • IoTボタン押下時の処理
    • AWSの準備
      • Amazon Timestreamによる記録の永続化
      • API Gatewayによる記録実行URLの実装
      • 集計結果をAmazon SNSを通じてメール通知
  • まとめ
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