SphinxでPDFを出力するときに、表紙タイトルの折り返し位置を指定する

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弊社では最近、PDF形式のドキュメントを作成するためにSphinxを使っています。1

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Sphinxを使って、reStructuredTextからPDFを作成する

例えば、弊社では先日AWS Marketplaceにてintdash LE All-in-Oneをリリースしましたが、そのドキュメントはSphinxで作成しました。

Sphinxは非常に使いやすいツールですが、本格的に使うようになってから気づいた、使いこなしのコツやノウハウがいくつかあります。

その1つとして今回は、表紙タイトルの折り返しについてご紹介したいと思います。テクニカルライターの篠崎がお届けします。

  • 長い文書タイトルで発生する折り返し
  • 表紙テンプレートをカスタマイズする
    • (準備)表紙のテンプレートを確認する
    • 表紙テンプレートを再定義し、改行コマンドの入ったテキストを挿入する
  • まとめ―Sphinxの柔軟性

長い文書タイトルで発生する折り返し

文書のレイアウトを自動化するとき、表紙も自動で作るか、または、別途手作業で作った表紙をあとで結合するか(例えばAdobe Illustratorで1枚のグラフィックとして作るというのがよくある手法でしょうか)は、判断の分かれるところだと思います。


  1. Sphinxを採用した背景や、LuaLaTeXによる日本語PDFの作成方法については、以前のエントリーSphinxとLuaLaTeXで、日本語PDFマニュアルを作る - aptpod Tech Blogにて公開しています。

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fpm を使って手軽に rpm パッケージを作ろう

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はじめに

こんにちは、SRE チームの柏崎です。

先日、intdash が AWS Marketplace にて提供開始されました。
これを期に、サーバサイドアプリをパッケージングするために、fpm というツールを使う機会がありました。

すっかりコンテナな世の中には地味めな話題ですが、今回は fpm について、rpm パッケージの作成例を交えながら紹介したいと思います。

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OpenBOMを使った部品表管理

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はじめに

ハードウェアグループのおおひらです。

所謂コロナ禍と呼ばれる状況になってはや半年が過ぎましたが、ハードウェア設計に携わっている皆様はいかがお過ごしでしょうか。

弊社では今年の2月中旬から原則リモートワークの勤務態勢になり、緊急事態宣言が終了したあともオフィスの出社人数を制限するよう3密を回避する対策が続けられています。ハードウェアグループのメンバーも自宅と会社での作業のバランスをとりつつ業務にあたっています。

私自身、各種計測器や試作基板を自宅に持ち帰ったり、前々から個人で購入しようとしていた機材を揃えたりして自宅の作業環境を充実させております。最近では協力会社や商社の方々との打合せがWeb会議で行われることも多く、意図的に自室の作業デスクがカメラに写り込むようにして会話ネタの提供に一役買ったり…😊

さて、与太話はこれぐらいにして、本記事ではハードウェア製品を商品化するうえで地味で大変だけれど避けては通れない、部品表の管理について書きたいと思います。

  • はじめに
  • 部品表の管理は大変という話
  • OpenBOMの紹介
    • できること
    • ライセンス形態
    • 使ってみた
  • おわりに
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WSL2でintdash Edge Agentを動かしてみました

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エンベデッドチーム 久保田です。

開発環境をWSL2 (Windows Subsystem for Linux)へ移行しました。 タイミングよく、「WSL2でUSBデバイスを使ってみよう」という記事が出回っていたので、aptpod CAN-USB Interface (AP-CT2A) もWSL2で動かせるのではないかという期待からintdash Edge Agent 含めて動作環境を整えてみましたのでご紹介します。

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Rustでバイナリを読み書きするのに必要なクレート3選

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研究開発グループの大久保です。

当社の製品の中にはC/C++で書かれたものが存在し、その中には独自のバイナリフォーマットを取り扱うものが存在します。既存のコードとやり取りするようなRustのプロジェクトを起こすためには、その独自のバイナリフォーマットをRustで取り扱えるようにしなければなりません。しかしながら、Rustの標準ライブラリの機能だけでは、バイナリの読み書きは意外と面倒になります。そのため、今回はRustでバイナリを扱うのならぜひ知っておきたいクレートを3つご紹介します。

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