aptpod Tech Blog

株式会社アプトポッドのテクノロジーブログです

【第7回ロボデックス】モビリティ/ロボット群管理・遠隔制御ソリューションを展示しました

こんにちは。コーポレートマーケティング室の白崎です。 aptpodのマーケティング全般を担当しています。

2023年1月25日(水)〜1月27日(金)に東京ビッグサイトで開催された第7回ロボデックスに出展し、モビリティ/ロボット群管理・遠隔制御ソリューションフレームワーク「intdash CONTROL CENTER(以下、CONTROL CENTER)」を展示しました。 連日、多くの方々にご来場いただき、感謝申し上げます。

大盛況のアプトポッドブース

今回の記事では、ご来場いただいた方はもちろん、ご来場できなかった方もいらっしゃると思いますので、改めて展示内容についてご紹介させていただきます。

CONTROL CETNERとは?

CONTROL CENTER はアプトポッドが2022年12月にベータリリースした、モビリティやロボット向けのリアルタイムかつインタラクティブな管制制御システムを迅速に構築するためのソリューションフレームワークです。

本ソリューションを活用頂くことで、ロボットや自動車、建機・重機といった複数のモビリティを対象に、遠隔からモビリティ群を監視・管理することができ、必要に応じて人の手による遠隔指示・操作の介入を行うことができるようになります。

CONTROL CENTER適用シナリオ例

CONTROL CENTERの構成

CONTROL CENTERはモビリティ/ロボットなどの機体との送受信処理を行うエッジソフトウェアコンポーネントとデータストリーミング中継処理やデータ保存を行うサーバ・ソフトウェア、及びリアルタイムな群管理や個別機体の状態モニタを行うことができるWebアプリケーションコンポーネントで構成されます。

CONTROL CENTERが実現する機能

主な機能を6点ご紹介します。

①リアルタイムなフリートマップマッピング

 機体群の位置情報、映像などをマップマッピングし、Webベースの統合監視環境

② 機体群の管理UI

 機体群のステータス一覧や、SoC・稼働率の管理

③ 個別機体の様々なリアルタイムデータ確認が可能なダッシュボード

 リアルタイムな機体詳細データをダッシュボード表示

④ 遠隔操作、操縦

 遠隔制御コントローラー向けのコンポーネントを提供

⑤ ロボット、モビリティ、センサーからカメラまで様々なデバイスの接続

 様々なデバイスが接続するための接続コンポーネントを提供

⑥データの収集と活用

 運用時のすべてのデータを過去データとしてサーバに永続化

※より詳しい機能の説明、デモ動画は下記のテックブログ記事をご覧ください。 tech.aptpod.co.jp

展示内容

ロボデックスではCONTROL CENTERを利用した、2つのユースケースにおけるデモを紹介しました。1つ目はロボット群のフリート管理、2つ目はロボットの遠隔操作です。

①ロボット群フリート管理

CONTROL CENTERのリファレンスアプリケーションであるフリートマップアプリケーションを使用して、各機体の位置や状態をリアルタイムに可視化することができます。
各ロボットの詳細なデータを確認したい場合には、フリートマップアプリケーションからデータ可視化ダッシュボード(Visual M2M Data Visualizer)に遷移して、機体データの詳細をダッシュボード上で確認することができます。

フリートマップアプリケーション上に複数のロボットの位置情報を表示(画面下部には選択しているロボットの名称や状態、カメラ映像を表示)

遷移先のデータ可視化ダッシュボード画面

モビリティ毎の状態(ステータス)、速度、稼働率などの稼働状況や、バッテリー稼働のモビリティのSoC(State Of Charge)やSoH(State of Health)など、モビリティ管理に必要な詳細なデータを遠隔から監視できるようになります。
ダッシュボード上のVisual Partsを変更することで、対象となるデータの値を表示するだけでなく、時間変化に伴う稼働率状況の変化などをグラフ表示することもできます。また、ノンプログラミングでユーザによる自由なダッシュボードの構成変更が可能です。

6台のロボットそれぞれの詳細データ(速度,SoC,SoHなど)をダッシュボード上に表示

稼働率状況の変化などをグラフ表示

②ロボットの遠隔操作

オープンソースの移動ロボットプラットフォームである「Turtlebot3」(実機のロボット)を使用した遠隔操作のデモです。ロボットに搭載されたカメラ、センサ情報をリアルタイムにVisual M2M Data Visualizerで監視を行いながら、コントローラを使って遠隔操作を行うことが可能です。

ロボデックスでは会場である東京ビッグサイトから監視を行いながら、コントローラを使って弊社の四谷オフィスにあるTurtlebot3を遠隔操作しました

弊社の四谷オフィスにあるTurtlebot3を遠隔操作
弊社四谷オフィスで遠隔操作されたTurtlebot3
実際にお客様がコントローラで遠隔操作を試すことができるデモとなっており、「スムーズに遠隔操作できて驚いた」等の感想をいただき好評でした!

おわりに

今回はモビリティやロボットのリアルタイムかつインタラクティブな管制制御システムを迅速に構築するためのソリューションフレームワークであるCONTROL CENTERを紹介しました。

ロボット管制・管理、遠隔操縦、フリート管理などに課題をお持ちの方は、下記リンクより是非お気軽にお問合せください。

aptpodお問合せフォーム

今後も積極的に展示会への出展を予定しており、決定次第、コーポレートサイト等で告知します。 様々なデモをご覧いただける機会ですので、ぜひお立ち寄りください!

アプトポッドは豊富な実績と高い技術力で、これからもお客様の課題解決に貢献していきます。