aptpod Tech Blog

株式会社アプトポッドのテクノロジーブログです

アプトポッドに転職して福利厚生パッケージ制度を作ってみた。

aptpod Advent Calendar 2022、2日目を担当します、人事グループの照井です。
よろしくお願いします。

自己紹介

今年3月にアプトポッドに入社して主に労務業務や制度設計等を行っています。
前職は社員数1,000人ほどの一部上場企業で人事(労務全般~制度設計)をやっていたため、所謂「ベンチャー企業での人事」は私にとって新鮮で未知の世界。
ワクワクしながら入社し、早9カ月が経過しようとしています。

制度が迷子、私も迷子

入社してまもなく、育児介護休業法の改正の対応や給与計算や勤怠処理をするにあたって、アプトポッドにはどんな制度があってどう運用されているかを確認するシーンが増えました。
当時まとまった資料が無く、手あたり次第コンフルエンスを漁っていたのですが、更新日時を見ると数年前だったりすることもあり、それらが正しく運用されているのかもわかりませんでした。
都度マネージャーに確認していましたが、ある時現場のメンバーから制度の問い合わせを受けた際に、 私よりだいぶ社歴が長い方に「そんな制度あるんですね!」と言われ、これは本格的に整理をしなければいけないな…と思ったのでした。

アプトポッドの福利厚生パッケージ制度の検討開始

実は、前職でWork&Lifeバランスに特化した福利厚生パッケージ制度を設計した経験がありました。
今回はその経験を活かして、迷子になっているアプトポッドの制度をきちんと整理して全社員に正しく認識してもらい、有効的に活用できるようにとパッケージの組立を開始しました。 今回のパッケージ化で行ったことは、大きく2点です。
①現行の制度の洗い出しと整理
②制度化していないが実態として実施している内容の制度化

今回の目的は、あくまでも現行の制度を表に出して全社の認知度を統一化すること。 そのため、新規施策の検討ではなく「いかに社内に浸透させられるか」に注力しました。

「Pod's ~ aptpod Employee Benefit ~」ができるまで

コンフルエンス漁りや先輩社員への確認で、アプトポッドには法定外の福利厚生もいくつかあることがわかり、法定制度も合わせるとボリュームがあったので
<Work&Life Design><HealthCare><Communication>の3本柱で制度の組立を行うことにしました。

種別に分けることで、視認性が良くなり必要としている制度が見つけやすくなりました。また、いざとなった時のために「把握しておこう」というケースにも対応ができるようになったのではないでしょうか。
制度の内容は固まりました。
次は「いかに社内に浸透させられるか」において最大の課題ともいえるネーミングです。 正直、私にはネーミングセンスはございません。
そこで、パッケージ制度のロゴをコーポレートマーケティング室のデザインチームにお願いする予定だったのでロゴ制作だけでなく、根本のネーミング考案からお力添えをいただくことにしました。
とても有難いことに、このプロジェクトに手を挙げてくださったデザインチームのメンバーがおり、その方とコーポレートマーケティング室の室長、通りすがりにプロジェクトのスライドを閲覧しているところを捕まえられたCTO、人事マネージャーを巻き込んでのネーミング考案となりました。(羅列すると大所帯w)

アプトポッドで今まで制度に名前が付いたことが1度あり、それがコミュニケーション施策に入っているアプトライトです。アプトライトはアプトポッドの「アプト」を取って、縁の下の力持ちにもスポットライトをあてるという趣旨でこの名前になったそうです。 耳障りも良いし、程よい長さだし、なんともスマートなネーミングだなと思っていました。 今回もアプトライトに負けず劣らず素敵なネーミングを!と意気込み、考案する上での方向性/思想を設定し、候補を出し合いました。

 <思想/方向性>
 ● 安心して活躍できる環境づくり
 ● つなぐ(会社⇔社員)
 ● 短くて浸透しやすいもの
 ● デザインしやすい長さ

アプトライトのように、大抵制度の名前をつける際は社名の一部を使用して命名されるシーンが多いように思います。今回もそれに漏れず、「アプトポッド」の名前の一部を使用したものと、全く別物の2パターンの候補案が挙がってきました。 その中でも「apt」の「t」をつなげた造語などもいくつか案として挙がっており、ネーミングセンスに脱帽でした。

候補として挙げられたネーミング案

話し合いの中で、シンプルに「aptpod Employee Benefit」で良いんじゃないか。という意見も出ました。名前をつけたところで対外的にはその名前自体が何を指し示すものなのかがわからないので制度名の後に「〇〇社の福利厚生パッケージ制度」と記載している企業が大多数だったからです。 それであれば、サブタイトルとして制度名の後に付けましょう。ということにしました。

そうなると、必然的に制度名は短い方がいい。 ということで結果、最終的に16案から絞られ選出されたのは「さや状のもの」という意味もある「aptpod」の「pod」を取った「Pod's」と命名することになりました。

 ~pod'sに乗せた想い~
 ● 安心、包み込む(=安心して活躍できる環境)
 ● 皆が含まれる
 ● パッケージの中に制度がいくつかあるという意味
 ● 短くて浸透しやすい

すごいぞ!デザインチームの腕

めでたく命名されたPod'sですが、次はロゴデザイン。
自ら手を挙げて作成してくれたPod’sのロゴがこちら。

そして、各分類のシンボルデザインも、このように考案されました。(ステキすぎる)

こうして、Pod'sはアプトポッド初の福利厚生パッケージ制度として2022/11/1にスタートしました。
沢山の方のお力添えあってこそ…!感謝でいっぱいです。

今後の「Pod's」

お蔭様でPod'sができたことによりレポートラインが明確になり、スムーズなエスカレーションが出来るようになりました。 今回は「守り」に徹して目立った新規施策はありませんでしたが、今後は会社の状況、社員のライフイベントの傾向に合わせて、より長く安心してアプトポッドの社員として活躍できるよう、都度バージョンアップを重ねていきたいと思います。 また私自身、入社9カ月経過し、1,000人規模の企業と70人規模のベンチャー企業では求められる制度の質が少し違うのかなと肌で感じています。今度はそれを、カタチにできたらなと個人的に思っています。

最後に

アプトポッドは入社初日に有給休暇を付与されたり、かなり自由度の高い働き方ができるので、仕事のやりがい含め、入社してよかったなと心から思う日々です! 2023年も沢山のことに挑戦してアドベントカレンダーに書けるネタが作れるよう、頑張ります!