コロナ禍でUIデザイナーが8ヶ月間、産休&育休を取りました

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コーポレートマーケティング室でデザインを担当しております高森です。

アプトポッドはベンチャー企業でありながら育休を取得されるパパ社員が多く、社内の勤務スレッドでも家族のお世話のためお休みや時短勤務をしますというやりとりが頻繁に行われています。とても子育てフレンドリーな会社だなと感じておりましたが、今回私自身も、社内で初の産休(産休育休合わせて8ヶ月ほど)を取得させていただくこととなりました。4月に仕事復帰して早1ヶ月が経ちましたので、情報のアップデートが激しいIT業界のベンチャー企業で8ヶ月間お休みするとどうなったかをレポートしたいと思います。

コロナ禍と重なった妊娠期間

アプトポッドでは、新型コロナウィルス感染対策として2020年2月から早々にリモート勤務が推奨され、その後出社の必要がない社員は原則リモート勤務となりました。 昨日まで対面で打ち合わせをしていたメンバーとも突然音声のみのオンラインミーティングとなり初めは違和感があったものの、一気にリモート体制が整えられていきました。すっかり普通となったオンラインミーティングですが、初めは"ソワソワする"なんて思っていた時代があったことは、将来子供に語ることができそうです。

私の妊娠&出産期間は完全にこのリモート期間と重なりました。コロナ禍での出産は大変なこともありますが、つわりがひどい時は横になって休みながら作業をすることができたり、大きいお腹で満員電車に乗る必要がなかったり、妊娠の時期が標準でリモート勤務だったことで、仕事面での不安はなかったように思います。 また、リモートでのやりとりが当然となっていたため、産休中も連絡があったら対応できるだろう(実際はそんな事態は無く完全にお休みをいただいてました)と気楽に構えられていたことはとても良かったです。出産に関する届け出も、不明な点があれば人事の方といつでもやりとりできるという安心感がありました。

産休&育休中の過ごし方

デザイナーが4人しかいない中で長期のお休みをいただいていたこともあり、復帰後のブランクがやはり心配でした。復帰後もすぐに戦力になりたい...と思っていたため、ツールの感覚が鈍らないように隙を見つけてちょっとした作業ならできるのではとも考えておりました。実際に出産直後の子供がほとんど寝ている時期は、会社の会議資料やプロジェクトのスレッドを覗いたり、子供グッズを作るのにパソコンで作業したり、意外と時間取れる?と思ったりもしていたのですが...徐々に覚醒して泣いたり笑ったりするようになっていく子供のお世話で、1日があっという間に過ぎていくようになりました。この時期は子供をあやしながら流し見できるNetflixとワイドショーがお友達、起きてる時間はとにかく育児について調べまくる、という子供100%の生活になり、パソコンは部屋の隅っこでほとんど触ることはなかったです。

便利だった育児アプリ

せっかくなので子育てに使って便利だったアプリを紹介します

ピヨログ

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育児の記録をひたすら付けていくアプリです。社内の育児サークルでパパ社員たちが絶賛していたので産後すぐから使っていました。子供が生まれて以降ブルーライトに敏感になりスマホのナイトモードの大事さを知ったのですが、当然のごとくダークモードにも対応されていて、ウィジェットにも早々に対応、使いやすいように常に細かくアップデートされていて素晴らしいなと思いました。

f:id:aptpod_tech-writer:20210607162249p:plain 睡眠時間の変化です(青いところが寝ている時間) 【生後0ヶ月】→【生後5ヶ月ごろ】→【最近】

1日中寝たり起きたりだった生活リズムが整ってきて、保育園が始まってからは平日日中は親元を離れるようになりました。成長が感じられてしみじみします(泣) こうしてみると初期は本当に頑張っていました。夜間授乳で寝不足が2週間以上続くと丸1日寝てない状態と同じなのだそうです。将来子供の反抗期が訪れた際はこのスクリーンショットを印籠のように使いたいと思います。

ステップ離乳食

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食べた食材を記録していくアプリです。月齢ごとに食べられる食材がわかりやすく表示され、食べたらチェックを入れていきます。調理法も確認できシンプルで使いやすいアプリだと思いました。離乳食は色々な情報が溢れていてサイトによって書いていることもバラバラなので、色々調べるのに疲れた時にはこのアプリのみで十分かと思ってます。

Notion

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情報・タスク管理ツールです。子供の食べたものや成長記録など、それまでバラバラで付けていた記録をまとめて管理したいなと思い使い始めました。Notionを育児記録に使ってるtipsもたくさんあるので参考にしながら使ってます。この頃には記録を夫と共有という点はもう諦めてw、自分が見やすく記録しやすくを目標に、自分の食事管理も兼ねて使ってみてます。業務に関するメモなどあらゆるメモ帳として使っており、入力した項目を行ごと列ごとコンポーネントごとごそっと並び替えできるので、とにかくメモしておいて整理は後でといった使い方ができる点が気に入ってます。 f:id:aptpod_tech-writer:20210607162408p:plain

そんなこんなで気がつくと復帰する月となっていました。慣らし保育期間は子供がもらってきた風邪菌により私自身がダウン。3週間体調不良(子供は元気)が続き、なんの準備もできないまま仕事復帰となりました。こうなることは予想してはおりましたが見事に、本当にあっという間に産休&育休は終わってしまいました。(体感では3週間くらいしか休んでないのではという感じです)

復帰後に変わっていた社内環境

あれ?macOSが変わってる

復帰後、macOSがBigSurに変わっておりました。まずはOSをアップデートしよう...と思うもそのための容量が不足しているためファイルを整理するところから、さらにファイルの保存場所を探すのもまごつくレベル...半年以上パソコンに触らないとこうなるのか、と先が思いやられ1日8時間なんてとても脳が働かなったことを覚えています。心配していたデザインツールについてはすぐに感覚が戻りました。

あれ?SketchのUIも変わってる

アプトポッドでは主にSketchを使用してデザインしておりますが、SketchもBigSurに合わせてデザインが大きく変わっておりました。全体的に丸くなり色合いも変わっている他、シンボル一覧が見やすくなっていたりライブラリのシンボルが使いやすくなっていました。

社内のデザインライブラリがたくさんできてる

産休&育休前は、デザインコンポーネントのたたき台を作成した段階で長期休暇に入ったのですが、その後デザインチーム内でコンポーネントが整理され、ライブラリにまとめる作業が進められていました。Sketchの変更と合わせてコンポーネント共有化のワークフローがイメージできるようになっていました。動画作成時のテロップなども、とにかく繰り返し使いそうなものはライブラリ化されており、久しぶりに作業する際にとても助けになりました。

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みんなXD使ってる

AdobeのXDはこれまであまり使っていなかったのですが、ファイルの軽さと共有しやすさなどからXDが以前よりも使われるようになっていました。私も復職後から現在まで主にXDを使っているのですが、デザインファイルの共同作業がとても便利に感じています。

以前からデザインファイルの共同作業に向けて世の中がどんどんアップデートされている気配を感じてはおりましたが、私自身は黙々と一人で作業を進めたい派で、作業中のデザイン(ファイルも)ほど見られたくないものはないというくらい、共同作業についてはネガティブな印象を持っておりました。しかしリモート環境でデザインのレビューをする際に、デザイナー同士であれば同じファイルを見ながらの方が、それぞれの画面パターンをいちいち切り替えて説明せずとも各自でファイルを見渡してさっと共有できたり、パッと出たアイディアもその場で仮イメージを作成して残しておくという使い方ができてとても便利に感じています。

社内ツールがなんだか変わっている

入社以来、社内の手続きやtipsはQiitaにまとめられているものを探して確認していたのですが、ConfluenceやJiraが使われるようになっておりました。タスクや議事録をプロジェクトごとに管理する目的とのことでしたが、産休明けでも会社で進行中のプロジェクトをざっくりと把握できるようになっておりました。

また、社内情報については管理本部の方々が更新してくれている社内向けポータルサイトが更新されており、申請手続きの入り口が設けられていたので手順を調べなくても大丈夫、といった具合に整理されておりました。(保育園に必要な書類もポチッと申請できるようになっていたのを知らず...活用できなかったことが悔やまれます)

ちなみに社内ポータルサイトではたまに社員へのインタビューなども掲載されており、リモート体制になってから入社された方が紹介されていたりします。リモート体制でも社内コミュニケーションが取りやすいように工夫いただいていることが、長期休暇明けの私にとっても社内の振り返りや把握にとても助けになっており、ちょっとした息抜きになっています。みんなのリモートでの仕事状況やパパたちがどのように時間を使っているのか参考になりました。

出産後に変わった働き方、取り組んでること

出産後に変わったことはズバリ、残業ができません!

正確にいうと残業はできるのですが、自分の都合の良いタイミングまで仕事を続けることができません。私の場合は毎日17時頃に保育園のお迎え時間がやってくるため、16時ごろから作業に集中できるようになっても、"このままキリの良いところまでやるぞー"ということができません。もう少しやりたくても、中途半な状態でも、切り上げなければならない時間が毎日決まっています。 子供が寝た後に再開、週末に集中して...なども(家の間取りの関係もあり)業務時間ほど集中することができず、家にパソコンがあるからいつでも作業できるというゆるい心構えでいたことを反省しました。

限られた環境で集中できるようになった

勤務時間外にまとまった作業時間を取ることが難しいため、何がなんでも勤務時間に終わらせたい、集中しなきゃという緊張感からか、以前よりも限られた環境で集中することができるようになりました。

以前はすぐに気が散ってしまうためホワイトノイズをかけて強制的に集中できるようにしたり、気分が上がる作業スペース作りに精を出していましたが、今はリビングの片隅の60cm四方のスペースで、オムツのストックの上に足を乗せたまま黙々と作業できるようになりました。自分の中では結構変わったなと思っています。

共同作業を意識した働き方に

これまでは作業ファイルの共有はプロジェクトが落ち着いたタイミングで整理してから、と後回しにしがちだったのですが、デザイン作業と並行して早い段階からコンポーネントを整理するように心がけてます。デザイン案を展開する際にもこの方が効率が良さそうだと感じてます。 その他にも、作業プロセスも可能な限りドキュメントに残しておきたいと思っているのですが、デザイン作業を優先してついつい後回しになりがちとなってしまってます。こちらは昼食前後でデザイン作業とドキュメント作成を分けるなど、週の中に強制的にドキュメント作成の時間を設けるように試してみてます。

レビューは半日早めを目標に

アプトポッドはフレックス勤務がOKなので、復帰後は基本の就業時間よりも2時間早くずらして勤務しています。そのため、自分の勤務終了後に連絡を受けてもレスポンスが遅くなる、または翌日になってしまうこともあり得ます。 これまでも作成した資料に不備があってレビューをもらうもその後対応できず、上司に修正いただくということがありました....終了時間が決まっているため修正時間も考慮して、余裕を持って共有するようにしていきたいです。

おわりに

復帰後は仕事内容に制限がかかってしまうかな...と心配しておりましたが、今のところそういった不安はありません。 復帰して1ヶ月が経ちましたが、想像していたよりも、驚くほど普通に働くことができています。

これもフレックスやリモートといった柔軟なワークスタイルを作ってくれている会社のおかげであり、足りないところをサポートしてくれる上司とチームメンバーのおかげです。今のところ病気ひとつせず休まず保育園に行ってくれている子供にも感謝です。

まだ子供が熱を出した経験をしたことがないため、保育園に呼びされたらどうしようか、そもそも保育園が休園になったら(こんな時期なので)どうしようかなど心配事は尽きないのですが、進め方を一緒に模索してくれる社風であることは確信してますので、時間の使い方を試行錯誤しながらこれからも育児と仕事の両立を頑張っていきたいです。

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